組織でURLを統一する
もう一点、気になることがあります。ドメイン(URL)は、インターネットの成り立ちの過程において組織を表すという性格を持っています。教会に当てはめて言えば、単立の教会を除き、教団・教派がこの大元の組織に当たります。
ドメインの下位の階層は、サブドメインを使って表されます。例えば、example.comというドメインがあったとします。abcというサブドメインを表現するとabc.example.comとなります。URLでは、http://abc.example.com/などと表記します。つまり、サブドメインを利用することでドメインの構造を示すことができ、ひいては組織の体系をURLで表すことができるのです。分かりやすいところでは、yahoo!のサイトが、「http://サービス名.yahoo.co.jp/」のようになっています。
教団・教派によっては、このサブドメインをうまく利用しているところも見られます。URLを見れば、どんな教会かひと目で分かる訳です。しかし、多くの教会では十分に活用されていません。各教会が個別のドメインを利用して、.com、.net、.jp、.orgとバラバラです。些細なことですが、外部の方に対して、組織の一体感、統一感をアピールできないことは残念です。同じ組織に属していることが分かれば、ある教会のホームページを訪れた人が、ここは少し遠いからこちらの同じグループの教会に行ってみようということも起きてくると思います。
もう少し現実的なことを言うと、サブドメインは管理料がかからない場合がほとんどです。サブドメインの数に制限があったり、同じサーバーで運用する必要があったりという制限はありますが、各々の教会で負担する年数千円のドメイン更新料を削減するというメリットもあります。
ある教団・教派のホームページでは、教区が一括してホームページを管理されているようで、結果的に「http://教区名.org/教会名/」のようなURLが見られました。これは、前出のサブドメインとは異なり、1つのドメインの中でフォルダ分けするようなイメージのサブディレクトリを使う方法です。各教会のホームページを一つのサーバーに集約し、サブディレクトリで個々の教会のホームページを提供する訳です。地方で少人数の教会を複数抱えるような場合には、財政的な負担を軽減する意味でも有効な手段となるかと思います。
[スポンサー広告]
かたい話ばかりでは疲れますから、ネットで見つけたちょっと面白いものを紹介しましょう。教会の中でしかウケないと思いますが、こんなポーチいかがですか?これからの季節のプレゼントにも喜ばれそうです!外のサイトに移動します。
動物のつがいが乗ってる! ノアの方舟ポーチ 旧約聖書「創世記」でノアと家族、動物たちを大洪水から救う方舟を再現したポーチ。方舟型ポーチのファスナーチャームはオリーブをくわえた鳩の形。大洪水の収束を予感させるモチーフです。さあ、鳩の導きによってファスナーをいざ開けん。……なんと中にはたくさんの動物のつがいの姿が描かれています!みんなに見せびらかしたくなる、マニアックすぎるポーチです。
海よ、いざ割けよ! モーセが海を渡っていますぞ 旧約聖書「出エジプト記」でモーセが海をふたつに割って渡る伝説を完全再現したポーチ。杖をかざしたモーセのファスナーチャームを引っ張り、ポーチを開いていくと、じわじわと海が裂けモーセが海を渡っていくではありませんか!海をひらいた内生地には、波が割れたようなデザインと海底の砂地に逃げ遅れた魚や貝が!遊び心とこだわり満載の、マニアックすぎるポーチです。